”リスクは,便益より重んじられなければならない”
世界で最も広く,長く読み継がれている全科を網羅する医学書メルクマニュアル(現MSDマニュアル)臨床薬理学の章において述べられる薬物療法の鉄則である.その章の冒頭には,“薬物は生体にとって常に異物である”と言う,当たり前のことながら,極めて深淵なる言明がなされている.薬を人に投与するにあたって,医師はまずことを肝に銘じておかねばならない.
これは,医療におけるリスクマネジメントの“いろはのい”である.

COVID-19パンデミックと向き合った1000日~ 一臨床科学者の記録:新型コロナウイルス感染症関連 福島雅典論文集 「自序」より

臨床評価より刊行されました
別刷(Vol.48, No.1 2020 ─ Vol.50, No.4 2023)
COVID-19パンデミックと向き合った1000日
~ 一臨床科学者の記録:新型コロナウイルス感染症関連 福島雅典論文集

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